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研究
非侵襲的圧可変バルブの有用性と2,3の問題点について
著者: 米澤一喜1 藤田稠清1 庄瀬祥晃1 細田弘吉1 川口哲郎1
所属機関: 1兵庫県立姫路循環器病センター脳神経外科
ページ範囲:P.539 - P.545
文献購入ページに移動脳室腹腔短絡術は水頭症に対する最も基本的な治療法であり,また多くの改良が加えられてきた.しかし,術後の短絡管機能不全は,かなり高頻度に認められ,やむなく再建を必要とする症例を時々経験する.
今回,われわれは,従来の定圧短絡管システムを使用した脳室腹腔短絡術後にoverdrainageなどの合併症を生じた症例11例,および短絡術により合併症を生じる確率の高い,あるいは合併症が重篤になりやすい症例14例の計25例に対してSophy programmable pressurevalve(以下,Sophy valveと略す)を使用し,以後経皮的非侵襲的に圧調節を行ったので,その有用性と2,3の問題点について報告する.
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