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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻6号

1991年06月発行

文献概要

症例

出血で発症し髄腟内播種性転移のみられた小脳Glioblastomaの1剖検例

著者: 西岡宏1 斉藤文男1 原岡襄1 三輪哲郎1

所属機関: 1東京医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.547 - P.552

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I.はじめに
 glioblastoma multiformeは成人大脳半球に好発する最も悪性な脳腫瘍の一つであり,従来テント下,特に小脳に原発するものは極めて稀と考えられていた29).近年小脳原発のglioblastomaの報告数は増えてきてはいるが不明な点も未だ少なくない.今回われわれは腫瘍内出血で発症し,短期間に局所再発.髄腔内播種性転移のみられた小脳ghoblastomaの1剖検例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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