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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻6号

1991年06月発行

文献概要

症例

脳梗塞にて発症したPersistent Primitive Proatlantal Intersegmental Arteryの1例

著者: 石黒雅敬1 相馬勤1 土田博美1 北見公一1 堀田晴比古1 黒川泰任2

所属機関: 1市立札幌病院脳神経外科 2市立釧路総合病院脳神経外科

ページ範囲:P.559 - P.563

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I.はじめに
 胎生期においては,頸動脈系と椎骨脳底動脈系の問には多くの動脈吻合枝が存在し両者の血液は直接に交通している.これらの吻合枝が遺残血管として報告される場合は,脳動脈瘤,脳動静脈奇形,脳腫瘍例で偶発的に脳血管撮影で発見されている場合が多い.
 今回,われわれは遺残血管としては極めて稀なPer—sistent Primitive Proatlantal Intersegmental Artery(以下PPPIAと略す)を有し,脳梗塞にて発症した症例を経験したので,PPPIAと脳虚血発生メカニズムについて文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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