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研究
急性期脳梗塞に対する低分子デキストラン・ウロキナーゼ混合液動注の経験
著者: 藪本充雄1 龍神幸明1 今栄信治1 吉田夏彦1 湯川修也1 亀井一郎1 岩本宗久1 栗山剛1
所属機関: 1和歌山赤十字病院脳神経外科
ページ範囲:P.723 - P.728
文献購入ページに移動近年,脳血管障害における脳梗塞の占める比率が増加し,さらに当院が1984年に救命救急センターを設立して以来,脳梗塞患者が急性期に搬入される事が多くなった.以前には亜急性期や慢性期の脳梗塞に対して,保存的療法に止まらざるをえなかった状況と体制が一変し,新たな対応を迫られた.以来,外科的治療としての虚血急性期の血行再建術と並行して,より早期の血流再開を企図して血管内手術を施行している.Sit back and waitでは進歩がない.今回,血栓溶解剤として低分子デキストランとウロキナーゼの混合液を用いて動注した経験において,その方法論,結果および今後の課題について報告する.
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