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研究
出血性脳血管障害(脳出血,クモ膜下出血)に合併した血小板減少症の臨床的意義
著者: 小出貢二1 間中信也1 指田純1 高木清1 喜多村孝幸1 平川誠1 野間口聰1
所属機関: 1帝京大学市原病院脳神経外科
ページ範囲:P.729 - P.734
文献購入ページに移動血小板減少症を呈するidiopathic thrombocytopenicpurpura(以下ITP),disseminated intravascular co—agulation等の出血性素因や肝疾患が,頭蓋内出血の原因となることは良く知られている.しかしながら血小板減少症の発現は,出血性脳血管障害の急性期ばかりではなく経過中のすべての時期に認められ,血小板減少症が必ずしも出血性脳血管障害の原因として元から存在したものばかりでなく,出血後経過中の様々な原因により.二次的に生じたものも多いと考えられた.そこでわれわれは,出血性脳血管障害の経過中に認められた血小板減少症の原因とその臨床的意義について検討をくわえ興味ある結果を得たので報告する.
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