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研究
脳血管障害患者に発生した肺塞栓症—自験5症例の検討
著者: 安藤隆1 上田竜也1 白紙伸一1 新川修司1 西村康明1 坂井昇1 山田弘1 大熊晟夫2
所属機関: 1岐阜大学脳神経外科 2県立岐阜病院脳神経外科
ページ範囲:P.735 - P.740
文献購入ページに移動肺塞栓症(pulmonary embolism,以下PEと略す)は欧米ではよく知られているが本邦では少ないとされている.しかしながら脳血管障害患者では下肢の深部静脈血栓症(deep venous thrombosis,件下DVTと略す)の危険性が高く,その結果,続発するPEも少なからず存在するものと考えられる.特に意識障害がある場合,症状を訴えることが少ないため本症は見逃されやすく,時に重篤な経過をたどることがある.今回我々は本症の5例を経験したので,本症発生の危険因子,診断,治療などについて検討を加え報告する.
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