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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻8号

1991年08月発行

文献概要

症例

頸部に発生したGanglion Cystの1例

著者: 野々山裕1 久保田千晴1 山内康雄1 松村浩1 岡信行2

所属機関: 1関西医科大学脳神経外科 2大和病院脳神経外科

ページ範囲:P.747 - P.750

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I.はじめに
 Ganglion cystもしくはsynovial cystはsynovial tis—sueが存在するどの部位からでも発生する可能性を有してはいるが,一般的には手関節,肘関節等の四肢関節に生じ,脊椎関節(spinal facet joint)に発生することは極めて稀である.又,脊椎関節からの発生例もほとんどが下位腰椎からの発生例であり,頸椎レベルでの例は過去数例しか報告されていない.
 今回われわれは,頸椎レベルに発生したganglioncystと思われる1例を経験したので,若十の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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