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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻8号

1991年08月発行

文献概要

症例

CisplatinとEtoposideによる術後化学療法が有効であった卵巣腺癌小脳転移の1例

著者: 伊東山洋一1 瀬戸弘2 河内正人2 倉津純一2 是松幸二郎1 北野郁夫1 植村正三郎2 生塩之敬2

所属機関: 1水俣市立総合医療センター脳神経外科 2熊本大学脳神経外科

ページ範囲:P.751 - P.754

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 I.はじめに 卵巣癌の中枢神経系への転移は比較的稀といわれてきたが,近年cisplatinを中心とする多剤併用療法の進歩に伴って卵巣癌の予後が改善されるに従い,その中枢神経系への転移の増加が報告されている.しかし卵巣癌脳転移が化学療法によって治療された報告は少ない1).最近われわれは小脳の転移性卵巣腺癌摘出後にcisplatinとetoposideによる併用化学療法を行い良好な結果を得た1例を経験したので文献的考察を加えて報告を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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