icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻8号

1991年08月発行

文献概要

症例

外傷5年後にクモ膜下出血にて発症した頸動脈海綿静脈洞瘻の1例

著者: 菅野洋1 猪森茂雄1 千葉康洋1 所和彦1 安部裕之1 中森昭敏2 池田嘉宏3 吉田利之3 小田正治3

所属機関: 1神奈川県総合リハビリテーションセンター七沢リハビリテーション病院脳血管センター脳神経外科 2神奈川県総合リハビリテーションセンター七沢リハビリテーション病院放射線科 3国立横浜病院脳神経外科

ページ範囲:P.767 - P.771

文献購入ページに移動
I.はじめに
 外傷性頸動脈海綿静脈洞瘻(以下CCFと略す)は受傷後早期に発症するのが大部分であるが,時に発症が遅れることがある3).また,CCFにクモ膜下出血を伴うことは少ない4).今回われわれは外傷5年後にクモ膜下出血にて発症したCCFを経験したので,発症が遅れた原因,およびクモ膜下出1飢をきたす機序について,若干の考察を加え,報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?