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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻9号

1991年09月発行

文献概要

症例

原発性血小板血症に合併した慢性硬膜下血腫の1手術例—Plateletpheresisを応用して

著者: 菅原厚1 蝦名一夫1 大井洋1 沢田石順1 福田光之2

所属機関: 1中通病院脳神経外科 2中通病院内科

ページ範囲:P.851 - P.855

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I.はじめに
 原発性血小板血症は血小板が一次性に著明に増加し,各種臓器において血栓症状のみならず出血症状を呈するのが特徴である2).今回われわれは慢性硬膜下血腫を合併した稀な1例を経験した.血腫除去術の際,出血傾向が懸念されたが,plateletpheresis(血小板除去療法)を行うことによって新たな出血の発現を予防しえたので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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