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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻9号

1991年09月発行

文献概要

症例

腫瘍性脳動脈瘤を認めた左房粘液腫の1例—Serial angiographyの重要性について

著者: 飯原弘二1 菊池晴彦1 永田泉1

所属機関: 1東都大学脳神経外科

ページ範囲:P.857 - P.860

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I.はじめに
 心房粘液腫がその腫瘍栓子により脳梗塞をおこし,稀に塞栓部位に腫瘍性脳動脈瘤を形成することはよく知られているが,一旦形成された動脈瘤のnatural historyについてはfollow-upの報告もごく少数であり,いまだ不明な点が多い.今回われわれは脳梗塞で発症し腫瘍性脳動脈瘤を認めた症例に対し,左房粘液腫切除後3年にわたり追跡しこの間計3度のserial angiographyを施行しえた1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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