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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科19巻9号

1991年09月発行

文献概要

症例

器質化した慢性硬膜下血腫の2例

著者: 長坂光泰1 小俣朋浩1 宮沢伸彦1 金子的実1 深町彰1 貫井英明1

所属機関: 1山梨医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.861 - P.865

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I.はじめに
 CT scanの出現以後,慢性硬膜下血腫の器質化,石灰化例の報告は非常に少ない.これは,CTにより診断が容易になり早期に治療がなされるためその経過が長期にわたるものが少なくなったためと考えられる.このため,器質化した慢性硬膜下血腫のCT所見に関する報告は少なく,MRI所見に関しては,われわれの知り得た範囲ではいまだ文献例は見当たらない.今回われわれは,診断,治療に苦慮した2例の器質化した慢性硬膜下血腫を経験し,その診断に有用であると思われるCTおよびMRI所見を得たので,これらの所見を中心に若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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