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症例
脊髄髄内出血診断におけるMRIの有用性—脊髄髄内海綿状血管腫の1例
著者: 小濱好彦1 秋野実1 阿部弘1 岩崎喜信1 高橋功1 坂本孝治1 瀧川修吾1 布村充1 中村仁志夫2
所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2北海道大学医療技術短期大学部衛生技術学科
ページ範囲:P.877 - P.881
文献購入ページに移動MRIの普及により,これまで脊髄造影,CTでは必ずしも十分でなかった脊髄髄内病変の術前評価がより詳細となってきている.今回われわれは脊髄髄内出血で発症し,MRIでその病変の正確な局在が把握でき,病理組織で脊髄髄内海綿状血管腫と診断された1例を経験したので,その症例を呈示するとともにMRIの有用性を中心に若干の文献的考察を加え,ここに報告する.
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