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研究
脳動静脈奇形の外科的療法—88例の統計と手術成績,そのfollow-up
著者: 小沼武英1 鈴木二郎1
所属機関: 1東北大学脳疾患研究施設脳神経外科
ページ範囲:P.29 - P.37
文献購入ページに移動Ⅰ.緒言
脳動静脈奇形(以下AVMと約す)に対する外科的療法は,手術法はもとより,その手術適応が予後の上でも重要である.特に最近の保存的療法の報告をみると,かつていわれていた程,予後は悪くなく,死亡率だけからいうと10-20%とかなり低い.そこで著者等は,当教室で経験した88例のAVMについて,その症状,手術法,手術成績等を検討し,更にこれらの症例に予後調査を行い若干の知見を得たので,保存的療法の予後と共に報告する.
脳動静脈奇形(以下AVMと約す)に対する外科的療法は,手術法はもとより,その手術適応が予後の上でも重要である.特に最近の保存的療法の報告をみると,かつていわれていた程,予後は悪くなく,死亡率だけからいうと10-20%とかなり低い.そこで著者等は,当教室で経験した88例のAVMについて,その症状,手術法,手術成績等を検討し,更にこれらの症例に予後調査を行い若干の知見を得たので,保存的療法の予後と共に報告する.
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