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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科2巻10号

1974年10月発行

文献概要

症例

Megadolichobasilar Anomaly

著者: 大和田健司1 鈴木二郎1 岩淵隆2

所属機関: 1東北大学脳疾患研究施設脳神経外科 2弘前大学脳神経外科

ページ範囲:P.699 - P.704

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Ⅰ.はじめに
 脳底動脈が異常に延長,拡張あるいは迂曲を呈した場合Megadolichobasilar Anomalyと呼ばれている.一方Dandy4),Sjögren9),Greitz6),Breig2),またBoeri1)らは,これら脳底動脈の異常が臨床所見と可成りの関係を有すると述べている,その他にも,本症が橋腫瘍,小脳橋角部腫瘍と誤診された報告もある10,11).この様に本症は臨床的には決して無視出来ないものであるにも拘らず未だ確実な定義もなく,看過されて来た感がある.そこで経験例に基づいて若干検討を加えてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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