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小児脳波—発達脳波学を中心に
著者: 大田原俊輔1
所属機関: 1岡山大学小児科
ページ範囲:P.371 - P.378
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
小児期にはてんかんをはじめとする中枢神経疾患が非常に多く,臨床脳波検査の対象となる場合が多い.又,中枢神経系の急激な発達段階にある小児期には,その成熟過程の客観的評価に脳波が応用される.
脳波検査は全く無害であり,幼弱な小児,重篤な症例に対しても応用しうる利点があり,さらに「生きている脳」living brainの機能を最も直接的に把握しうる方法として独自性をもつすぐれた検査法である.
小児期にはてんかんをはじめとする中枢神経疾患が非常に多く,臨床脳波検査の対象となる場合が多い.又,中枢神経系の急激な発達段階にある小児期には,その成熟過程の客観的評価に脳波が応用される.
脳波検査は全く無害であり,幼弱な小児,重篤な症例に対しても応用しうる利点があり,さらに「生きている脳」living brainの機能を最も直接的に把握しうる方法として独自性をもつすぐれた検査法である.
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