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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科2巻6号

1974年06月発行

文献概要

研究

脳内巨細胞肉腫のin vivo及びin vitroにおける電子顕微鏡的観察

著者: 久保長生1 沖野光彦1 上条裕朗1 浜田博文1 氷室博1 喜多村孝一1

所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科

ページ範囲:P.469 - P.475

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Ⅰ.はじめに
 脳内巨細胞肉腫は1917年Schminkeによってganglioglioneuromaという名称で報告されて以来,ganglioglioblastoma,Watjen(1930);spongioblastoma multiforme ganglioides,Foerster & Gagel(1931);glioblastoma gigantocellulare ganglioides,Tönnis & Zülch(1939);malignant ganglioneuroma,Allegra & Serra(1950);monstrocellular sarcoma,Zülch(1956);giantcelled glioblastoma,Russell & Rubinstein(1959);giant cell sarcoma,Kernohan(1959):monstrocellular astrocytoma,Lynn(1968);などといろいろの名称でよばれ,その組織由来についても多くの議論がなされて来た.現在,この腫瘍の組織由来については,2つの考え方がなされている.その一つはRussell and Rubinstein1)らのグリア系腫瘍であるというものと,もう一方はZülch2,3),Brucher4),Kernohan5)らのごとく肉腫であるという説である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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