icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科2巻6号

1974年06月発行

文献概要

症例

Encephaloceleを伴った後頭部奇形腫の1例

著者: 赤木功人1 堀部邦夫1 金井信博2 池田卓也2 御供政紀3

所属機関: 1国立大阪病院脳神経外科 2大阪大学脳神経外科 3大阪大学放射線科

ページ範囲:P.499 - P.503

文献購入ページに移動
Ⅰ.はじめに
 小児科学,小児脳神経外科学の発達とともに,以前には生下時まもなく死亡し,剖検によって明らかにされたような新生児の奇形性疾患も脳神経外科的治療の対象となる機会が益々増加の傾向をたどりつつある.
 私共は後頭部に一見encephaloceleを思わせる巨大な腫瘤をもって誕生した男児で,encephaloceleと共に奇形腫の存在することを診断し,手術を行ない,その後元気に発育している症例を経験したので報告し,併せて文献的考察を試みる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?