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研究
頭蓋内疾患における血漿心房性Na利尿ペプチド・抗利尿ホルモン・アルドステロンと低Na血症
著者: 森永一生1 林征志1 松本行弘1 大宮信行1 三上淳一1 上田幹也1 佐藤宏之1 井上慶俊1 大川原修二1
所属機関: 1大川原脳神経外科病院
ページ範囲:P.45 - P.49
文献購入ページに移動頭蓋内疾患に合併する低Na血症は,従来その発生機序としてADH分泌異常症候群(SIADH)が想定されてきたが,近年は循環血漿量9)や血漿抗利尿ホルモン(以下ADH)4)の検討から,Na利尿因子の関与が重要視されている.一方,心房性Na利尿ペプチド(以下ANP)は,近年測定可能となったNa利尿因子の1つで,心不全7),高血圧症11)などとの関連が知られている.今回著者らは,頭蓋内疾患において経時的に血漿ANP,ADH,aldosteroneを測定し,中枢性低Na血症の発生におよぼす影響について検討した.
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