icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科20巻1号

1992年01月発行

文献概要

症例

眼窩内Benign Mixed Tumorから19年後にSquamous Cell Carcinomaに悪性転化した1例

著者: 亀井一郎1 吉田夏彦1 湯川修也1 藪本充雄1 岩本宗久1 栗山剛1 横山道明2 静木厚三3

所属機関: 1和歌山赤十字病院脳神経外科 2和歌山赤十字病院耳鼻咽喉科 3和歌山赤十字病院病理

ページ範囲:P.79 - P.83

文献購入ページに移動
I.はじめに
 涙腺に発生したbenign mixed tumor(以下,BMTと略す)が時を経て悪性化する場合があることは知られている.しかし,その場合大部分はadenocarcinomaに転化し,squamous cell carcinomaに転化することは極めて稀である.今回,初回摘出より19年後にsquamouscell carcinomaに悪性転化して頭蓋内に大きく進展し,さらに両肺に多発性に転移した眼窩内BMTの1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?