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症例
眼窩内Benign Mixed Tumorから19年後にSquamous Cell Carcinomaに悪性転化した1例
著者: 亀井一郎1 吉田夏彦1 湯川修也1 藪本充雄1 岩本宗久1 栗山剛1 横山道明2 静木厚三3
所属機関: 1和歌山赤十字病院脳神経外科 2和歌山赤十字病院耳鼻咽喉科 3和歌山赤十字病院病理
ページ範囲:P.79 - P.83
文献購入ページに移動涙腺に発生したbenign mixed tumor(以下,BMTと略す)が時を経て悪性化する場合があることは知られている.しかし,その場合大部分はadenocarcinomaに転化し,squamous cell carcinomaに転化することは極めて稀である.今回,初回摘出より19年後にsquamouscell carcinomaに悪性転化して頭蓋内に大きく進展し,さらに両肺に多発性に転移した眼窩内BMTの1例を経験したので報告する.
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