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症例
脊髄Glioblastoma Multiformeの1症例
著者: 山崎雅勇1 伊古田俊夫1 大方直樹1 田代隆1 沢村豊2 岩崎喜信2 阿部弘2
所属機関: 1北海道勤医協中央病院脳神経外科 2北海道大学脳神経外科
ページ範囲:P.85 - P.89
文献購入ページに移動Gliobiastoma multiforme(以下GM)は予後不良な腫瘍であるが7),脊髄GMは特に予後不良と思われ,3年生存例をほとんど認めない2-6,8,10,12,13,15).われわれは脊髄円錐部に原発した本症に対し亜全摘術(初回手術),放射線療法(65Gy),化学療法,lymphokine-activated kil—ler(以下LAK)細胞髄腔内注入療法,脊髄切断術(再発時手術)を施行し,3年6ヵ月をこえて生存している症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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