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総説
新国際頭痛分類とその意義
著者: 松本清1
所属機関: 1昭和大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.1041 - P.1048
文献購入ページに移動I.はじめに
頭痛は日常診療において,最も多い主訴の1つであり,脳神経外科的疾患においては大変重要な症候ではあるものの,頭痛外来で診療している患者のうち手術の対象になるものは案外少ない.実際にはその原因の多くは頭頸部の筋緊張,収縮が持続的に起こるための緊張性頭痛や頭蓋外血管の拡張によるとされる片頭痛型血管性頭痛が大部分を占めている.
頭痛の診断では問診がことのほか重要である.このためわれわれは問診に先だって患者に書き込んでもらった頭痛アンケートを参考に診断,治療に臨んでいる.
頭痛は日常診療において,最も多い主訴の1つであり,脳神経外科的疾患においては大変重要な症候ではあるものの,頭痛外来で診療している患者のうち手術の対象になるものは案外少ない.実際にはその原因の多くは頭頸部の筋緊張,収縮が持続的に起こるための緊張性頭痛や頭蓋外血管の拡張によるとされる片頭痛型血管性頭痛が大部分を占めている.
頭痛の診断では問診がことのほか重要である.このためわれわれは問診に先だって患者に書き込んでもらった頭痛アンケートを参考に診断,治療に臨んでいる.
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