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研究
頸椎前方固定術の新しい試み—頸椎椎体より採取した自家骨を移植骨として用いた頸椎前方固定術
著者: 井須豊彦1 鎌田恭輔1 山内亨1 小林延光1
所属機関: 1釧路労災病院脳神経外科
ページ範囲:P.1055 - P.1061
文献購入ページに移動頸部椎間板障害に対して頸椎前方固定術は広く行われている手術法であるが,Cloward法4),Smith-Robinson法11,12),Bailey法2)に代表される頸椎前方固定術では,一般的には,腸骨より採取した骨片が移植骨として使用されているため,腸骨採取に伴う合併症14)は避けられない.今回,われわれは,腸骨採取に伴う合併症を避けるため,新しい試みとして,頸椎椎体より採取した自家骨を移植骨として用いた頸椎前方固定術を行い,良好な手術結果を得たので報告する.本報告では,本法による短期手術成績を述べると共に,手術手技を紹介する.
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