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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科20巻10号

1992年10月発行

文献概要

研究

頸椎前方固定術の新しい試み—頸椎椎体より採取した自家骨を移植骨として用いた頸椎前方固定術

著者: 井須豊彦1 鎌田恭輔1 山内亨1 小林延光1

所属機関: 1釧路労災病院脳神経外科

ページ範囲:P.1055 - P.1061

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I.はじめに
 頸部椎間板障害に対して頸椎前方固定術は広く行われている手術法であるが,Cloward法4),Smith-Robinson法11,12),Bailey法2)に代表される頸椎前方固定術では,一般的には,腸骨より採取した骨片が移植骨として使用されているため,腸骨採取に伴う合併症14)は避けられない.今回,われわれは,腸骨採取に伴う合併症を避けるため,新しい試みとして,頸椎椎体より採取した自家骨を移植骨として用いた頸椎前方固定術を行い,良好な手術結果を得たので報告する.本報告では,本法による短期手術成績を述べると共に,手術手技を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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