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症例
小脳形成不全を伴ったHoloprosencephalyの検討
著者: 山下伸子1 神谷健1 永井肇1
所属機関: 1名古屋市立大学脳神経外科
ページ範囲:P.1097 - P.1101
文献購入ページに移動Holoprosencephalyは胎生期初期の三脳胞期から五脳胞期への分化が不十分であったために生じる奇形と考えられており,Demyerら1)による重症度に従ったalobar, semilobar, lobarの分類が広く用いられている.holoprosencephalyでは従来から後頭蓋窩の構造は正常であるといわれてきたが,holoprosencephalyにDandy-Walker syndromeを合併した症例の報告が散見されている2,3,5-7,9-11).われわれはこれまでに9例のholoprosencephalyを経験してきたが,この内の4例に小脳形成不全を認めたので報告する.
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