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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科20巻11号

1992年11月発行

文献概要

研究

ラットグリオーマ細胞の血管新生に及ぼす影響—新しいモデルを用いたin vitroでの研究

著者: 新井田広仁1 皆河崇志1 田中隆一1

所属機関: 1新潟大学脳研究所脳神経外科

ページ範囲:P.1169 - P.1172

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I.はじめに
 腫瘍の成育のためには栄養血管が不可欠であり,中枢神経系の腫瘍,特に悪性グリオーマでは著明な血管増生をみることが多い.近年,脳血管内皮細胞の分離,培養が可能となり,血管新生のメカニズムに関しても種々の知見が得られつつある7,9).血管新生のメカニズムを解明し,それを抑制する因子を発見できれば,脳腫瘍治療の有効な手段となりうる10).従来血管新生の実験モデルとしてはin vivoのものが主体を占めていたが,今回著者らはdouble chamber co-culture systemを用いた新しいモデルを開発し,グリオーマ細胞の脳血管内皮細胞に対する影響,特に血管新生能に与える影響をin vitroで検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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