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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科20巻3号

1992年03月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

海綿静脈洞部動脈瘤の手術

著者: 児玉南海雄1 佐々木達也1 沼沢真一1 鈴木恭一1

所属機関: 1福島県立医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.201 - P.208

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I.はじめに
 海綿静脈洞部の直達手術は1965年Parkinson27)が頸動脈海綿静脈洞痩に対して低体温,心停止下に行ったのが最初の報告である.この報告は,開拓精神に富んだ素晴らしいものであったが,余りにも大々的な装備であったため,確かに容易な手術ではないが必要以上の恐怖心を他の脳神経外科医に与えたきらいもある.従って限られた報告しかみられなかったが,Dolencらの努力により通常の麻酔下で手術が可能であることが知れわたり最近ではかなり普及してきたと言える.
 本稿では,この部動脈瘤の手術について,解剖および手術接近法を中心に述べてゆくこととする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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