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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科20巻3号

1992年03月発行

文献概要

研究

Diffuse Axonal Injuryにおける頭蓋内圧,聴性脳幹反応測定の意義

著者: 横田裕行1 辺見弘1 益子邦洋1 安田和弘1 大塚敏文1 小林士郎2 矢嶋浩三2 中沢省三2

所属機関: 1日本医科大学救急医学科・救命救急センター 2日本医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.217 - P.221

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I.はじめに
 最近diffuse axonal injury(DAI)なる病態が注目され多くの報告に接するが2,3,6,8,8,9,11,14,16,17),それらの殆どは臨床所見やco)mputerized tomography(CT)所見について言及したものである6,14,15,16,21,22).一方,本症の頭蓋内圧(ICP),聴性脳幹反応(ABR)およびこれらの所見と予後との相関に関する報告は少ない.われわれは臨床的にDAIと診断された症例に対し持続ICP測定およびABRを施行し,DAIの病態を知る上で興味ある知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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