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扉
歩いて17年
著者: 柴田尚武1
所属機関: 1長崎大学脳神経外科
ページ範囲:P.309 - P.310
文献購入ページに移動団地の急坂を下ると,すぐ登り坂になる.聖フランシスコ病院を左手に見て登りきると,なだらかな下り坂になり,浦上天主堂の前に出る.ここから再び坂を登り始め,医学部グランドの横を通り,医学部正門を過ぎて,少し下り再び登ると病院正門に出る.ここまで書いて来て気付いたが,新大学病院が完成したのが昭和五十年であるから,私の徒歩通勤の歴史も新病院の歴史と共にあることになる.全行程ちょうど30分かかる.水・金・土は朝8時前に出て8時半には着く.月曜日は手術なので30分早く出る上火・木は7時半から抄読会があるので6時過ぎに出る.少し早く出るのは遅刻しないためである.冬なんかは星がまだ見えることがある.ラッシュアワーの影響を一切受けないので,一度も遅刻したことがない.
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