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研究
急性期頸髄損傷患者の予後
著者: 山崎義矩1 橘滋国1 大和田隆2 矢田賢三1
所属機関: 1北里大学脳神経外科 2北里大学救命救急医学
ページ範囲:P.319 - P.323
文献購入ページに移動急性期頸髄損傷患者の観血的治療法の適応および有効性については意見の一致を見ていない2,5,8,12,18,19).受傷後超急性期に完全麻痺を示す症例の多くは神経学的改善は望めないが,なかには少数ながら急激な神経症状の改善を示すものも存在する.このように,超急性期の初診時所見から神経学的予後を予測することは困難であり,このことが観血的治療の適応と,その効果判定に関する混乱の一因と言えよう.
今回われわれは急性期頸髄損傷患者の初診時所見と予後,とくにlong tract signの改善の関係を明らかにする目的で自験例につき検討したので報告する.
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