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研究
破裂脳動脈瘤術後のHypertension-Hypervolemia療法で発生する重大なPitfall
著者: 阿部聡1 和田崇文1 宮崎芳彰1 神吉利典1 橋本卓雄1 中村紀夫1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.357 - P.365
文献購入ページに移動くも膜下出血(SAH)後の脳血管攣縮(VS)に対するhypertension-hypervolemia(H-H)療法に於て,各薬剤の投与時間,量等に言及した報告はなく,個人の裁量に委ねられている.結果として心不全,肺水腫,および脳浮腫の増加等の合併症が出現し,病状が悪化してしまう例は稀ではない.25% albumin(ALB),10% glycerol(GLY)の投与時間,dobutamine(DOB),nitroglycerin(NTG)の投与量に関し検討し,体循環の一部としての脳循環という観点から新たなプロトコールを作製実施し良好な治療結果を得たので報告する.
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