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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科20巻4号

1992年04月発行

文献概要

研究

頬骨弓骨折の治療経験—脳神経外科の立場から

著者: 岩本芳浩13 山本和明1 中川善雄1 藤本正人1 山木垂水2

所属機関: 1済生会滋賀県病院脳神経外科 2京都府立医科大学脳神経外科 3社会保険神戸中央病院脳神経外科

ページ範囲:P.374 - P.376

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I.はじめに
 頬骨弓は頬骨の側頭突起と側頭骨頬骨突起よりなり,側頭部で隆起しているため,細く,折れ易い.そのため,頬骨弓骨折は重篤な外傷ではもちろんのこと,日常よくあるような顔面外傷でも発生する.それ故,救急医療の場において,頭部外傷に伴ってわれわれ脳神経外科医が経験する頬骨弓骨折は決して稀なものではない.
 過去4年間に10例の頬骨弓骨折整復術を経験したので,特に整復法,整復時期に注目し,脳神経外科の立場から報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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