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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科20巻6号

1992年06月発行

文献概要

症例

大脳縦裂部クモ膜嚢胞の3手術例

著者: 広畑優1 松尾浩昌2 宮城潤1 梶原収功2 重森稔1 倉本進賢1

所属機関: 1久留米大学脳神経外科 2済生会八幡総合病院脳神経外科

ページ範囲:P.701 - P.705

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I.はじめに
 クモ膜嚢胞はクモ膜が存在するあらゆる場所に発生可能であるが,その多くは脳槽に接して生じる.しかし大脳縦裂に発生し,組織学的にクモ膜嚢胞と診断された例の報告はわれわれの渉猟しえたかぎり,現在までに3例があるのみである.今回3例の大脳縦裂部クモ膜嚢胞を経験し,いずれも手術により良好な経過を得た,これら自験例をもとに治療上の問題点を中心に若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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