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症例
両側性Panophthalmoplegiaを呈し頭蓋底進展を伴った副鼻腔悪性リンパ腫の1例
著者: 柴田將良1 下田雅美1 佐藤修1
所属機関: 1東海大学脳神経外科
ページ範囲:P.717 - P.721
文献購入ページに移動従来,悪性リンパ腫はその多くがリンパ系組織より発生し,頭頸部領域においてもWaldeyer咽頭輪,頸部リンパ節部の発生が大部分を占め,この領域のうち副鼻腔に原発する頻度は4-12%8,10,18,)と少なく比較的稀とされている.今回,著者らは副鼻腔原発の悪性リンパ腫により極めて稀な眼球運動障害である両側のpanophthal—moplegiaを主訴として来院した1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
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