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症例
隔壁を有し特異な経過を示した脊髄空洞症を伴ったMELASの1例
著者: 中井啓文1 國本雅之1 代田剛1 藤田力1 吉田克成1 佐古和廣1 大神正一郎1 米増祐吉1
所属機関: 1旭川医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.793 - P.798
文献購入ページに移動MRI導人後,脊髄疾患に対し,非侵襲的に,詳細な解剖学的診断が可能になった.脊髄空洞症においても,syrinx及びその合併する病態の描出に,非常に有用である9,28).われわれは,歩行障害で発症し,その後急激な増悪,寛解を繰り返した特異な臨床経過をとり,MRI上,頸髄と腰髄の離れた部位にtransaxial septumを伴う多房性のsyrinxと,tight filum terminaleが認められた女児の症例を経験した.
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