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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科20巻7号

1992年07月発行

文献概要

症例

遊離筋皮弁による前頭蓋底および顔面の2再建例

著者: 野口昌彦1 岩沢幹直1 広瀬毅1 京島和彦2 横尾昭2

所属機関: 1信州大学形成外科 2信州大学脳神経外科

ページ範囲:P.819 - P.823

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I.はじめに
 顔面の皮膚および骨を含む前頭蓋底欠損に対する再建においては,硬膜の再建による髄液漏の防止,露出骨の被覆,死腔の充填,および整容上の再建が問題となる.近年マイクロサージェリーの技術的進歩にともない,このような広範囲欠損を示す症例に対して,遊離皮弁による再建の有用性が唱えられている.
 今回われわれは,顔面皮下におよぶ前頭蓋底腫瘍の2切除例に対し,遊離広背筋皮弁および腹直筋皮弁を利用して再建を行い良好な結果を得たので若十の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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