文献詳細
文献概要
症例
直達ネジ固定術を行った新鮮歯突起骨折の1例
著者: 長谷川健1 浜田秀剛2 宮森正郎1 山野清俊1
所属機関: 1富山市民病院脳神経外科 2黒部市民病院脳神経外科
ページ範囲:P.887 - P.891
文献購入ページに移動軸椎歯突起骨折のうち,type II(Anderson & D'Alonzo2))はもっとも頻度が高く,また報告されてきた保存的,観血的いずれの治療成績にも大きなばらつきがあり議論が尽きない.近年,前方経由によりネジを用いて歯突起片と軸椎椎体を直接内固定する全く新しい視点からの術式が報告された5,19).
今回われわれは,この方法を適用した新鮮歯突起骨折type IIの1例を経験したので,文献的考察を加え報告する.
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