icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科20巻8号

1992年08月発行

文献概要

症例

CT scan上急速に自然消失した急性硬膜下血腫の2例—消失機序について

著者: 常喜達裕1 橋本卓雄1 赤地光司1 朴正一1 鈴木敬2 中村紀夫1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学脳神経外科 2東京慈恵会医科大学青戸病院脳神経外科

ページ範囲:P.915 - P.919

文献購入ページに移動
I.はじめに
 急性硬膜下血腫の自然経過は多彩であり,神経学的所見や頭部CT scanの所見からだけでは,予後を明確に予測することは困難である.
 今回われわれは,受傷直後に見られたmass effectを有する急性硬膜下血腫が,神経症状の急激な改善と共にCT scan上数時間以内に消失した症例を経験したので,若干の文献的考察を加えその臨床的意義について検討する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?