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症例
CT scan上急速に自然消失した急性硬膜下血腫の2例—消失機序について
著者: 常喜達裕1 橋本卓雄1 赤地光司1 朴正一1 鈴木敬2 中村紀夫1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学脳神経外科 2東京慈恵会医科大学青戸病院脳神経外科
ページ範囲:P.915 - P.919
文献購入ページに移動急性硬膜下血腫の自然経過は多彩であり,神経学的所見や頭部CT scanの所見からだけでは,予後を明確に予測することは困難である.
今回われわれは,受傷直後に見られたmass effectを有する急性硬膜下血腫が,神経症状の急激な改善と共にCT scan上数時間以内に消失した症例を経験したので,若干の文献的考察を加えその臨床的意義について検討する.
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