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研究
脳動静脈奇形残存例の自然経過—保存的治療例との比較から
著者: 島本佳憲12 浅田英穂1 小野塚聡1 並木淳1 古旗茂1 河瀬斌1 戸谷重雄1
所属機関: 1慶応義塾大学脳神経外科 2静岡赤十字病院脳神経外科
ページ範囲:P.931 - P.936
文献購入ページに移動AVMの自然経過に関しては保存的治療例の解析から幾つか報告されているが2,3,7,8),初回治療後AVMの残存を認めた症例のその後の経過に関しての報告は数少ない8-11).CT導人以降の症例を中心とし1988年末までのわれわれの施設を含めた関連の14施設における脳動静脈奇形(AVM)は362例であった.これらのうら,退院時にAVMの残存を認めた症例と,保存的治療のみにて経過を観察した症例の退院後の経過,特に出血に関しての有無を比較することにより,nidussの大きさを縮小させることがその後の経過に及ぼす影響を検討した.
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