icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科20巻9号

1992年09月発行

文献概要

研究

小児急性硬膜外血腫非手術例の長期予後

著者: 白坂有利12 篠原義賢1 桑原孝之1 角谷和夫1 忍頂寺紀彰2 植村研一2

所属機関: 1藤枝市立志太総合病院脳神経外科 2浜松医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.955 - P.958

文献購入ページに移動
I.はじめに
 CTの普及に伴い,急性硬膜外血腫のうちでも非手術的に加療し得る症例がしばしば経験されるようになってきた.しかし,脳の発達過程にある小児において,短期間ながらも吸収されるまで脳を圧迫する血腫が真に将来的にも中枢神経系に影響を与えないものか否かについて詳細に検討した報告は,われわれが渉猟し得た限りにおいては認められない.今回われわれは,小児急性硬膜外血腫非手術例に対して人院時所見を再検討するとともに追跡調査を施行し,その長期予後を明らかにすることを目的として検討したので,文献的考察を含めて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?