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症例
穿頭閉鎖式ドレナージ術後に急性硬膜外血腫を発症した慢性硬膜下血腫の1例
著者: 米澤一喜1 金成有1 田中允1
所属機関: 1兵庫県立柏原病院脳神経外科
ページ範囲:P.1013 - P.1016
文献購入ページに移動慢性硬膜下血腫の治療として穿頭による洗浄術が広く行われているが術後重篤な合併症が報告されており,最近では緩徐な血腫除去を目的とした穿頭閉鎖式ドレナージ術の有用性が強調されている.1986年以来,当施設においても穿頭閉鎖式ドレナージ術を28例の慢性硬膜下血腫に対し行っているが,今回初めて術後合併症として急性硬膜外血腫を経験した.穿頭洗浄術後に急性硬膜外血腫が発生した報告は散見されるが穿頭閉鎖式ドレナージ術後に発生した報告はなく,本法の注意点についての考察を加えて報告する.
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