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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻1号

1993年01月発行

文献概要

症例

橋外側海綿状血管腫の1手術例—脳幹部海綿状血管腫外科的切除27例の文献的考察

著者: 徳光直樹1 佐古和廣1 相澤希1 泉直人1 橋本学1 米増祐吉1

所属機関: 1旭川医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.83 - P.87

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I.はじめに
 海綿状血管腫は中枢神経系のvascular malformationの5-13%を占めると言われており18),比較的稀な疾患とされている.特に脳幹部に存在するものは稀で,かつては生前診断は困難であった.
 しかし,MRI導入後その特徴ある所見より比較的容易に診断されるようになり,出血を繰り返す例ではその局在により外科的切除が行われる報告が増加している3,5,8-13,19-23)
 今回われわれは手術的に全摘し得た橋外側部の海綿状血管腫を経験したので,今までに報告されている脳幹部海綿状血管腫の手術例を含わせ,外科的治療の成績について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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