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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻10号

1993年10月発行

文献概要

研究

脳動脈瘤破裂による重症くも膜下出血の発生に関与する因子(Risk Factors)の検討

著者: 藤田勝三1 林賢濱1 増村道雄1 江原一雅1 朝田雅博1 玉木紀彦1

所属機関: 1神戸大学脳神経外科

ページ範囲:P.885 - P.889

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I.はじめに
 脳動脈瘤の手術成績は,microsurgeryの導入,手術アプローチの.改良及び急性期手術の普及により飛躍的に向上したが,動脈瘤破裂による重症くも膜下出血例の手術成績は,くも膜下出血による直接的脳損傷や,術後に発生する脳血管攣縮のため尚満足すべきものではない.今回脳動脈瘤患者の手術成績を向上させるためには,重症のくも膜下出血の発生を未然に予防することが重要であるとの観点から,その発生に関与すると考えられる危険因子(risk factors)と,重症くも膜下出血患者の予後に影響を及ぼす危険因子について自験例81例において検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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