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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻10号

1993年10月発行

文献概要

症例

塞栓術に伴いクモ膜下出血および橋出血を発症した左後頭葉巨大AVMの1例

著者: 木村正英1 鈴木重晴1 関谷徹治1 柴田聖子1 岩渕隆1

所属機関: 1弘前大学脳神経外科

ページ範囲:P.935 - P.939

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I.はじめに
 近年,巨大脳動静脈奇形(以下AVM)の治療は手術を考慮した場合,手術前に段階的に塞栓術を行うことが一般化されつつあり,それに伴い塞栓術に固有な合併症に対する認識の必要性も増してきたと思われる.今回,われわれは左後頭葉巨大動静脈奇形に対し,手術前に椎骨脳底動脈経由で塞栓術を試みた際に高度のクモ膜下出血および橋出血を発症した例を経験したので,AVM塞栓術の出血性偶発症について文献的に考察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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