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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻10号

1993年10月発行

文献概要

症例

MRI誘導定位脳手術による密封小線源療法が有用であった微小グリオーマの1例

著者: 中川実1 松本健五1 東久登1 小野恭祐1 篠原千恵1 津野和幸1 前城朝英1 古田知久1 大本尭史1

所属機関: 1岡山大学脳神経外科

ページ範囲:P.947 - P.951

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I.はじめに
 近年,CT,MRIなどの画像診断技術の進歩により,各種のより微小な病変が検出されるようになった.脳腫瘍,特にグリオーマの領域においても,従来見逃されがちだった小病変が(早期)微小グリオーマとして注目されつつある.今回,われわれはCTL描出不明瞭で,MRIでも脳梗塞との鑑別困難であった左運動領野近傍の小病変に対し,MRI誘導定位脳手術装概を用い,生検により組織診断後,密封小線源療法(brachytherapy)を行った微小グリオーマを経験し,良好な結果を得たので,その有用性について若トの文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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