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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻10号

1993年10月発行

文献概要

症例

軽微な頭部外傷後に頭蓋内圧充進症状を呈した静脈洞血栓症の2小児例

著者: 佐藤秀樹12 魚住徹1 木矢克造1 有田和徳1 栗栖薫1 隅田昌之1 井川房夫1

所属機関: 1広島大学脳神経外科 2県立広島病院脳神経外科

ページ範囲:P.953 - P.957

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I.はじめに
 静脈洞血栓症は,感染・脱水・妊娠など種々の原因により発生することが知られているが,外傷によるものは比較的稀であり,実際に画像診断上静脈洞血栓症を証明しえた報告例は少ない.また,静脈洞血栓症の臨床症状は,意識障害,麻痺,痙攣など急性脳症を呈することが多く,いわゆる良性頭蓋内圧亢進症を呈することは少ない.
 軽微な頭部外傷後に発症し,局所脳症状を呈することなく頭蓋内圧亢進症を呈した静脈洞血栓症の2小児例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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