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研究
急性期頭部外傷患者における血清Neuronspecific Enolase値測定の意義
著者: 黒岩敏彦1 田邊治之1 高塚広行1 新井基弘1 長澤史朗2 太田富雄2
所属機関: 1大阪府三島救命救急センター 2大阪医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.1021 - P.1024
文献購入ページに移動解糖系酵素であるenolaseの中で,γ—subunitを有するものはneuron-specific enolase(NSE)と呼ばれ,神経細胞と軸索に局在し,神経損傷時には髄液や血中に逸脱するとされている.これに関する実験的2,13),臨床的報告3,5,7,11)は散見されるが,頭部外傷臨床例におけるまとまった報告はいまだない.今回われわれは,頭部外傷患者において入院直後の血清NSE値を測定し,その臨床的意義について検討したので報告する.
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