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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻11号

1993年11月発行

文献概要

研究

急性期頭部外傷患者における血清Neuronspecific Enolase値測定の意義

著者: 黒岩敏彦1 田邊治之1 高塚広行1 新井基弘1 長澤史朗2 太田富雄2

所属機関: 1大阪府三島救命救急センター 2大阪医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.1021 - P.1024

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I.はじめに
 解糖系酵素であるenolaseの中で,γ—subunitを有するものはneuron-specific enolase(NSE)と呼ばれ,神経細胞と軸索に局在し,神経損傷時には髄液や血中に逸脱するとされている.これに関する実験的2,13),臨床的報告3,5,7,11)は散見されるが,頭部外傷臨床例におけるまとまった報告はいまだない.今回われわれは,頭部外傷患者において入院直後の血清NSE値を測定し,その臨床的意義について検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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