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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻11号

1993年11月発行

文献概要

症例

シスプラチンとエトポシド併用(PE)療法中に脳静脈洞血栓症を生じた鞍上部胚細胞腫瘍の1例

著者: 山田和慶1 山城重雄1 伊東山洋一1 後藤恵1 植村正三郎1 生塩之敬1

所属機関: 1熊本大学脳神経外科

ページ範囲:P.1025 - P.1029

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I.はじめに
 脳静脈洞血血栓症は,頭頸部感染症に続発するもの以外に,各種疾患の合併症および薬剤の副作用として発生するが,原因不明のものも少なくない2,7,10,16)
 われわれは尿崩症を伴った鞍上部胚細胞腫瘍にたいする放射線治療およびCDDP+VP−16(PE)療法中に,DIC(disseminated intravascular coagulation)を伴った脳静脈洞血栓症をきたした症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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