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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻12号

1993年12月発行

文献概要

症例

自然軽快傾向を示したSpontaneous Spinal Epidural Hematomaの1手術例

著者: 鈴木秀謙1 山本義介1 星野有1 米田千賀子1

所属機関: 1松阪中央総合病院脳神経外科

ページ範囲:P.1119 - P.1123

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I.はじめに
 Spontaneous Spinal Epidural Hematoma(以下,SSEDH)は,従来,緊急手術が必須とされてきた比較的稀な疾患である11).しかし,SSEDHのうち,発症後早期に自然軽快傾向を示す症例の治療方針は,最近,議論があるところである5).われわれは発症後早期より,臨床的にも画像的にも改善し続け,自然治癒も考えられた症例に対して敢えて手術を施行し,神経症状を早期に完全消失せしめた.ここに症例を報告し,このような症例に対する治療方針につき,文献的に若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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