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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻12号

1993年12月発行

文献概要

症例

腫瘍内出血にて発症した成人横紋筋肉腫の脳転移の1例

著者: 上野眞二1 荒井啓晶1 小沼武英1 菊池章2 一迫玲3

所属機関: 1仙台市立病院脳神経外科 2仙台市立病院放射線科 3東北大学病院病理部

ページ範囲:P.1125 - P.1130

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I.はじめに
 転移性脳腫瘍は全脳腫瘍の5-15%を占めている.その大部分は癌腫であり肉腫の脳転移は稀とされてきたが,最近その増加傾向が指摘されている.われわれは成人胸腔壁原発の横紋筋肉腫の脳転移の1症例を経験したが,成人の横紋筋肉腫自体極めて稀である.また,横紋筋肉腫の脳転移例は渉猟し得たかぎりでは,自験例を含めて17例の報告をみるに過ぎない.そこで若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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