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連載 脳循環代謝・2
SPECTを用いた脳循環測定法
著者: 松田博史1
所属機関: 1金沢大学医学部核医学
ページ範囲:P.111 - P.118
文献購入ページに移動I.はじめに
Single Photon Emission Computed Tomography(SPECT)とは,体内に投与された99mTcのような単光子放出体から放出されるガンマ線の分布を体軸と垂直な種々の方向から測定し,これらのデータを合成することによって体軸に垂直な断層面のアイソトープ分布を求める方法をいう.脳血流SPECTを中心とした最近の中枢神経核医学の発展はめざましく,局所の脳機能をインビボで非侵襲的に評価することが容易となった.以下,脳血流SPECTに用いられる放射性医薬品の特徴およびその臨床的有用性を中心に述べる.
Single Photon Emission Computed Tomography(SPECT)とは,体内に投与された99mTcのような単光子放出体から放出されるガンマ線の分布を体軸と垂直な種々の方向から測定し,これらのデータを合成することによって体軸に垂直な断層面のアイソトープ分布を求める方法をいう.脳血流SPECTを中心とした最近の中枢神経核医学の発展はめざましく,局所の脳機能をインビボで非侵襲的に評価することが容易となった.以下,脳血流SPECTに用いられる放射性医薬品の特徴およびその臨床的有用性を中心に述べる.
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